132対107、審議もできず

2012年4月25日、国会は、消費税率引き上げ法案の審議を、何時から始めるかで与野党協議が難航。 
(4月25日正午時点で、審議入りの目途はたっていない) 

「132対107が効いて、強引に進められない」 
政界関係者からは、そういう意見が。 

4月20日、参議院本会議で、自民党、みんなの党、新党改革の3党が共同で提出した、前田国土交通大臣と田中防衛大臣に対しての問責決議案が可決された。 

前田国土交通大臣の問責決議は、賛成131、反対107で可決。
田中防衛大臣の問責決議は、賛成132、反対107で可決。

これが、参議院における与野党の勢力図。 

消費税引き上げ法案が衆議院で可決しても、現在の状況では、参議院で否決される可能性が大。 

法案を成立させるには、野党を取り込むこと。
そのため、強引に進めることができない。

そういう状況下で、国会会期が残り少なくなってきている。 

4月28日からは、ゴールデンウィーク。

この大型連休明けが、5月7日。 

国会会期は、6月21日まで。
(延長しなければ)
実質30日強。 

「(消費税率引き上げ法案)成立はむずかしい。国会を延長したから、どうにかなるというものでも無い」 
「総理を辞めるのは勝手だが、(辞職と引き換えに)予算関連法案だけは成立させてもらいたい」 
与党内からも、そういう意見が。