東日本大震災に関する情報(4月9日0時)

2011年4月9日0時現在、東日本大震災に関する情報は、以下のとおり。

【東京電力福島第1原子力発電所に関する情報】
<経緯>
①地震により福島第1原発は、緊急停止。
②しかし、地震と津波により、「炉心を冷やす」ということができなくなった。
(バックアップの非常用電源が働かず、炉心に冷却水を注入できなくなった)
③そのため、圧力容器内の圧力が上がって、原子炉圧力容器が破損し、炉心の核燃料棒も損傷。
燃料棒から溶け出した放射性物質も、外部へ。
(2号機と3号機。原子力安全委員会3/29)
④また、原子炉内の圧力を下げるため、弁を開いて気体(微量の放射性物質を含む)を外へ逃がした(ベント)。
(このとき、外に漏れ出した水素ガスが、原子炉建屋内にたまり、建屋が吹き飛ぶ水素爆発に)

<現況>
今も、放射性物質の流出(放射能漏れ)が続いている。
(予断の許さない状況)
原子炉や使用済燃料プールに、水を入れ、冷却を行っている。
(自衛隊等による放水も行われている)
そのため、多量の高濃度、放射能汚染水が発生している。
(低濃度の放射能汚染水は、海に排出)
☆政府や対策本部が発表する情報に、ご注意を。

<見通し>
放射性物質の放出阻止に、数カ月は掛かる。(細野首相補佐官4/3)
*原子炉から核燃料を取り出すまで(安全な状態)には、10年以上掛かると言われている。



トップページへ