2012年3月3日、警視庁が、初めて、ドロップシッピング詐欺業者を逮捕した。
逮捕されたのは、ホームページ制作会社サイト(東京都台東区)の経営者で、韓国籍の權成謙容疑者(41)ら7人。
この7人は、「ドロップシッピングで多額の利益が上がる」などと騙し、契約金をだまし取った詐欺の疑い。
(内職商法のひとつ)
警視庁によれば、全国400人から4億円以上をだまし取ったとみられています。
【ドロップシッピング詐欺】
ドロップシッピングはネット販売のひとつで、サイト運営者は商品の広告と販売だけを行う。
商品の発送等は、製造元や商品提供者が担当。
(サイト運営者は、商品を自分で持っておく必要がない)
ネット販売を行なったサイトには、卸値と販売した金額の差額分が、利益として入る。
このドロップシッピングのシステムを利用し、2009年頃から「内職商法」のような詐欺が横行し始める。
まず、「在庫を持たずに儲かる」というキャッチフレーズで、一般人を勧誘。
そして、サイト制作費などという名目で、お金(数十~数百万円程度)を徴収。
その後、サイトを運営するも、ほとんど儲からない。
「内職商法」と同じ悪徳商法の一つ。