2012年3月21日、気象庁が、桜島の噴火警報の切り替えを行なった。
噴火警戒レベル3は継続したまま、その警戒範囲を、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲に縮小した。
桜島は、3月12日、昭和火口で爆発的噴火が発生し、大きな噴石が2合目(昭和火口から2km付近)まで達した。
これを受け、昭和火口から概ね2.4kmの範囲で、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が発表されていた。
<桜島・火口周辺警報(噴火警戒レベル3)>
桜島では活発な噴火活動が続いています。
今後も引き続き、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石、及び火砕流に警戒が必要です。
風下側では、降灰、及び小さな噴石(火山れき)に注意を。
また、爆発的噴火に伴う大きな空振や、降雨時には土石流に注意を。
【参考・噴火警戒レベル】
・レベル5…(避難)危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4…(避難準備)警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
・レベル3…(入山規制)登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
・レベル2…(火口周辺規制)火口周辺への立入規制等。
・レベル1…(平常)火口内への立入規制等。
(避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なります)