くにゅーニュースの大阪の桜開花予想は、平年より5日遅い4月2日。
(平年の開花日は、3月28日)
【大阪の開花予想計算式】
・大阪の桜(ソメイヨシノ)開花までに、必要な積算温度400℃。
(休眠打破以降)
・大阪は昨年12月半ばまで、平年より暖かい状態が続いた。
その後、平年並みの寒さに。
そのため、休眠打破は、平年と比べ5日程度遅れ、2月9日頃の模様。
(計算上)
・大阪の2月、3月の気温は、平年より1℃低いと予測。
4月の気温は、平年並みと予測。
<大阪の平年の平均気温>
2月…6.3℃
3月…9.4℃
4月…15.1℃
・大阪の2月の積算温度(休眠打破以降)は、
21日(2/9~2/29)×5.3℃(平年より1℃低い)=111.3℃
・3月1日以降、開花までに必要な積算温度は、
400℃(開花に必要な積算温度)ー2月の積算温度111.3℃=288.7℃
・3月の平均気温が平年より1℃低いとすれば、3月の積算温度は、
31日×8.4℃=260.4℃
・4月1日以降、開花までに必要な積算温度は、
288.7℃ー260.4℃=28.3℃
・4月の気温を平年並み(15.1℃)とすると、開花に達するのは、
28.3℃(①)÷15.1℃(②)=1.8
(開花まで必要な日数)
つまり、開花日は、4月2日。
*これは、あくまで計算上の予測日で、開花日は、今後の天候などに左右されます。
(気温の推移が変わってくれば、大きく開花日が変わってきます)
*満開は、開花の約1週間後。
(満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年も。これも天候に左右されます)
<開花日予想の理論>
桜の花芽が休眠打破した日を割り出し、それ以降の気温を予測し、開花日を割り出す。
(開花まで、どれくらい掛かるかは、休眠打破したあと、積算温度や積算時間で計算します)
(積算温度:一日の平均気温の和)
(積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計400時間など)
<桜の開花まで>
1、桜の「花芽」は、前の年の夏に出来ます。
(花芽は「かが」と読みますが、農学部系や栽培系では「はなめ」と言っています)
(はなめと言ったほうが、わかりやすいという理由のようです)
2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、『休眠』に入ります。
(休眠…活動を止め、成長を停止すること)
3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この『休眠』から目覚めます。
(これを「休眠打破」という。1月から2月頃)
4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。