1ドル80円台で、9千5百円台に

2012年2月22日、東京株式市場・日経平均株価(終値)は、前日比+90.98円の9554.00円
90円を超える『上げ』で、9千5百円に乗せた。

為替が円安方向に動き、1ドル80円台となったから
市場関係者からは、そういう意見が。
(22日15時時点で、1ドル80円前半) 

<日銀の金融緩和。2/14発表> 
今年の物価上昇率を1%に設定する。
市場に供給する基金の規模を、これまでより10兆円増やす。 

【主な株安要因】 
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、イタリア、ポルトガル、スペインなどユーロ圏全体に波及。 この信用不安が日本の株式市場にも。 

2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、毎月の貿易赤字が500億ドル前後)
さらに、連邦政府の債務が巨額。
これらが、アメリカ株式市場の下落に。
そして、日本市場にも悪影響を。
(株安連鎖) 

3、円高
ヨーロッパの信用不安、アメリカの景気悪化を受け、円高に。
円高は日本の輸出産業(自動車、電機など)の収益悪化となり、結果、輸出割合の高い企業の株が売られ、相場全体を下げることに。 

4、現物市場への資金の流出
世界経済の悪化を受け、投資家が株式市場から、より安全な現物市場(金など)へ資金を移動させたため。