くにゅーニュースの東京の桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より5日遅い3月31日。
(平年の開花日は、3月26日)
また、東京の桜(ソメイヨシノ)満開予想は、4月7日。
【東京・桜開花予想計算式】
・東京の桜の休眠打破は、平年並。
昨年の秋の気温は平年より高く推移したが、12月半ば~2月2日までの気温は、平年と比べ、1.4℃も低い状況となった。
そのため、休眠打破は平年どおりの時期に行われた推定される。
(休眠打破は、立春辺りと推測)
・東京の桜(ソメイヨシノ)開花までに、必要な積算温度402℃。…①
(休眠打破から)
・東京の2月、3月の気温予想。
2012年の2月、3月の気温は、平年より1.0℃低いと推測。
<東京の平年の平均気温>
2月…6.5℃。
3月…9.4℃。
・東京の平年の2月平均気温は、6.5℃。
2012年は1.0℃低いとすると、2月の積算温度は、
26日(2/4~2/29)×5.5℃=143℃…②
・3月以降に必要な積算気温は(①ー②)、
402℃ー143℃=255℃…③
・東京の平年の3月平均は、9.4℃。
2012年は、平年より1.0℃低いと予測すると、8.4℃。
・3月、必要な積算気温(③)に達するのは、
255℃÷8.4℃(3月の予測気温)=30.3
(開花までに必要な日数)
つまり、計算上の東京の桜開花日は、3月31日。
*これは、あくまで計算上の予測日で、開花日は、今後の天候などに左右されます。
(気温の推移が変わってくれば、大きく開花日が変わってきます)
*満開は、開花の約1週間後。
(満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年も。これも天候に左右されます)
<開花日予想の理論>
桜の花芽が休眠打破した日を割り出し、それ以降の気温を予測し、開花日を割り出す。
(開花まで、どれくらい掛かるかは、休眠打破したあと、積算温度や積算時間で計算します)
(積算温度:一日の平均気温の和)
(積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計400時間など)
<桜の開花まで>
1、桜の「花芽」は、前の年の夏に出来ます。
(花芽は「かが」と読みますが、農学部系や栽培系では「はなめ」と言っています)
(はなめと言ったほうが、わかりやすいという理由のようです)
2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、『休眠』に入ります。
(休眠…活動を止め、成長を停止すること)
3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この『休眠』から目覚めます。
(これを「休眠打破」という。1月から2月頃)
4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。