桜開花は、全国的に4、5日遅くなる!?

2012年のくにゅーニュース・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、全国的に「平年より4、5日遅い」となった。

全国的に、2月前半の気温が低いこと。
2月後半から3月の気温も、低い予報となっていること。
(気象庁の3ヵ月予報など) 

また、近畿から西の太平洋側では、昨年秋の気温が高かったため、休眠打破が3日~5日遅れていると推定されるため。
(それ以外地域は、12月後半からの気温が平年より低いため、休眠打破は平年並と推定される)

【2012年、主要都市の桜開花予想】 
・福岡……3月28日(平年は3月23日) 
・大阪……4月2日(平年は3月28日) 
・京都……4月1日(平年は3月28日) 
・名古屋…3月31日(平年は3月26日) 
・東京……3月31日(平年は3月26日) 
・仙台……4月16日(平年は4月11日) 
・札幌……5月7日(平年は5月3日)
(満開は、開花の約一週間後) 
(くにゅーニュース編集部が予測) 

<開花日予想の理論>
桜の花芽が休眠打破した日を割り出し、それ以降の気温を予測し、開花日を割り出す。
(開花まで、どれくらい掛かるかは、休眠打破したあと、積算温度や積算時間で計算します) 
(積算温度:一日の平均気温の和) 
(積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計400時間など) 

<桜の開花まで> 
1、桜の「花芽」は、前の年の夏に出来ます。
(花芽は「かが」と読みますが、農学部系や栽培系では「はなめ」と言っています)
(はなめと言ったほうが、わかりやすいという理由のようです) 

2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、『休眠』に入ります。
(休眠…活動を止め、成長を停止すること) 

3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この『休眠』から目覚めます。
(これを「休眠打破」という。1月から2月頃) 

4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。