2012年3月12日、JR九州が、『九州新幹線』全線開業1年間の利用状況について発表した。
(3月12日で、全線開業から、ちょうど1年)
それによると、2011年3月12日~2012年3月11日までの利用者は、前年度(リレー新幹線時代)と比べ、大きく増加した。
ただ、乗車率が低く、特に『つばめ』では20%台の乗車率で、今後の課題となっている。
【九州新幹線利用状況】
<利用乗客数>
・博多ー熊本間…896万人(137%)
・熊本ー鹿児島中央間…514万人(165%)
(2011年3月12日~2012年3月11日)
(%は前年度比)
<乗車率>
博多ー熊本間…42%
熊本ー鹿児島中央間…38%
(みずほ、さくら、つばめを合わせた数字)
(つばめの乗車率は、それぞれ27%、22%と低い)
(つばめを除くと、乗車率は50%近くになる)
(つばめは各駅停車新幹線。東海道新幹線の「こだま」にあたる)
*リレー新幹線時代
全線開業前は、博多―熊本間が在来線特急で、熊本ー鹿児島中央間が新幹線であった。
熊本駅で、在来線特急と新幹線がうまく乗り換えられるよう(在来線と新幹線のリレーがうまくいくように)、ダイヤが組まれていた。
そのため、リレー新幹線(博多ー鹿児島中央間)と呼ばれた。