一川、山岡両大臣の問責決議、可決

2011年12月9日、参議院本会議で、一川防衛大臣と山岡消費者担当大臣に対する問責決議が、賛成多数で可決された。

一川防衛大臣は、沖縄で起きたアメリカ軍兵士による暴行事件について、「詳細には知らない」と発言するなど、防衛大臣としての資質に問題があると、自民党、公明党が提出。
採決の結果、賛成130票、反対109票で、問責決議が可決された。

山岡消費者担当大臣は、マルチ商法を正当化する発言を繰り返し、消費者担当大臣には不適格として問責決議案が提出された。
採決の結果、賛成125票、反対109票で問責決議が可決した。

【問責決議】
議会において、政治任用職にある者(閣僚など)、または議会の役員(議長・委員長など)の責任を問うことを内容として行われる決議。
参議院で、国会決議として議決される例が多い。
(参議院には、内閣不信任決議がないため)

なお、問責決議には法的拘束力はないが、議会が否認した大臣が居座ると、議会運営が困難に(審議拒否等が起こる)。
そのため、問責決議が議決された大臣は、早晩、辞めることになる。