京都の桜開花は、4月1日?

2012年、くにゅーニュース・京都ソメイヨシノ開花予想は、平年より4日遅い、4月1日
(平年のソメイヨシノ開花は、3月28日) 

満開予想は、4月10日
(一般的には、満開は開花の約一週間後) 

京都は、昨年の秋が暖かく、桜の休眠打破が遅くなっていると推測。
また、2月、3月の気温は平年並と予測した。 

【桜開花予想計算式ー京都】 
・京都の場合、開花までに必要な積算温度は、およそ380℃。
(休眠打破してから。一般的には立春から) 

・2012年は、昨年秋の気温が高く、そのため、休眠打破が例年より3日程度遅くなっていると予測。
(計算上。休眠打破は2月7日辺り) 

・京都の2月、3月の気温は平年並みと推測。
2012年の2月は、平年並の気温推移となっている。
2月は、この先も平年並となる見込み。
(気象庁の週間予報等)
3月も平年並と推定。 

・京都の平年の2月平均気温は、5.1℃。
2012年も平年並とすると、2月の積算温度は、
(休眠打破した後の2月の積算温度) 
23日(2/7~2/29)×5.1℃=117.3℃ 

・3月以降に必要な積算気温は、
380℃ー117.3℃(2月の積算気温)=262.7℃…① 

・3月の気温を平年並とすると、予想される3月の積算気温は、
8.4℃(京都の平年の平均気温)×31日=260.4℃…② 

・3月を終えた時点(3/31)で必要な積算温度(①ー②)は、
262.7℃ー260.4℃=2.3℃
(4月以降、開花に必要な積算気温) 

・4月の平均気温は14.2℃であるため、開花に必要な2.3℃は、1日で到達。
つまり、計算上の京都の桜開花日は、4月1日。 

*これは、あくまで計算上の予測日で、開花日は、今後の天候などに左右されます。 
(気温の推移が変わってくれば、大きく開花日が変わってきます) 
*満開は、開花の約1週間後。 
(満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年も。天候に左右されます) 

<開花日予想の理論>
桜の花芽が休眠打破した日を割り出し、それ以降の気温を予測し、開花日を予想。
(開花まで、どれくらい掛かるかは、休眠打破したあと、積算温度や積算時間で計算します) 
(積算温度:一日の平均気温の和) 
(積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計400時間など) 

<桜の開花まで>
1、桜の「花芽」は、前の年の夏に出来ます。
(花芽は「かが」と読みますが、農学部系や栽培系では「はなめ」と言っています) 
(はなめと言ったほうが、わかりやすいという理由のようです) 

2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、『休眠』に入ります。
(休眠…活動を止め、成長を停止すること) 

3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この『休眠』から目覚めます。
(これを「休眠打破」という。1月から2月頃) 

4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。